フィリピンって危なくないの?【実体験/注意点まとめ】
飛行機もOKなオススメの防犯グッズも併せてまとめましたので
フィリピンへの留学にあたって不安要素がある方は参考にして下さい。
海外渡航情報で警告が出ているけど大丈夫なの?
私が渡航した2018年6月、海外渡航情報でフィリピンを見ると渡航に関する警告が出ていました。
フィリピンへ行ったことがない人は、渡航警告が出ているのを見ると「本当に大丈夫なの?」「テロとか巻き込まれるんじゃ…?」と不安になる方もいらっしゃるかと思います。
私も実際行くまではそうでした。
アクセサリーを身に着けていると金持ちだと思われて襲われるとか、
そういう事前情報を見ていつも着けているアクセサリー類を
日本へ置いて行ったりもしました。
※ちなみに、実際行ってみてこれは杞憂でしかなかったと感じたので
アクセサリーをつけているだけで狙われるという事はないと思います。
じゃあどういう人が狙われるの?
不慣れな感じでキョロキョロとガイドブック片手に観光していたり、
現地の人でも歩かない地域を1人で歩いていたり、
カメラを片手にウロウロしていたり、
明らかに現地に馴染んでいない風貌だと、確かにぼられたり集られたりします。
実際に留学先の友達で、そういった方も見ました。
ですが、それは現地で過ごしている留学した側の危機意識の低さも問題だと思います。
日本で過ごしていると、サービス業の人がぼってくることや、
タクシーで法外な値段をふっかけられるなんていう事はそうそうありません。
明るい場所であれば、夜の街を女性が1人で歩いているのも普通に見かける光景ですよね。
でも、留学先は日本とは文化も法律も違います。
それをしっかり頭に入れて現地の人のアドバイスを聞きながら過ごしていれば、
通常起こる、スリや強盗などの犯罪に巻き込まれたりすることは自分で避けていくことができます。
実体験その1:ウォーキングストリートで薬を盛られる
実体験と書きましたが、私の体験ではなく同じく留学していたグループメイトの体験談です。
事件のよる、彼は数人の男友達と連れ立ってウォーキングストリートというフィリピンの繁華街へ遊びに行っていました。
街を歩いていると風俗嬢やタバコ売りが次々と声をかけてきます。
まだ英語が堪能ではなかった彼は、おどおどしながら友人の後をついて歩いていました。
前を歩いていた彼の友人に飲み屋のキャッチが声をかけます。
「いい女の子いるヨ、ニホンゴ話せるヨ」
片言とは言え、日本語で話しかけられて安心した彼らは、キャッチの勧める飲み屋へ向かい飲み始めました。
最初は警戒しながら飲んでいた彼らも、数杯飲み、場所にもなれてきたところでここは安全だと感じたのでしょう。
少しずつ羽目を外して日本で飲んでいるテンションに近づいていきます。
コールも入り、お酒が進みます。そして・・・
気付いたら、路上。
彼らは薬を盛られ、気付いたときには意識を失っていたといいます。
荷物をあらかた盗られて、店の前の路上に寝ていました。
すぐに店に入って店員に詰め寄ってみても、
何を言っているのかわからないと言われまともに取り合ってもらえず、
現地の警察に連絡しても賄賂を要求されて払わないと調査を進めないと言われ、
嫌な思いを二重でして学校へ戻ってきました。
盗まれたものは、仕方ないけれど諦めるしかない。と悔しそうに語っていたのが印象的でした。
実体験その2:ヤク、いる?
これも私ではなくグループメイトの話になります。
(私自身危ない目にあっていないので、身近な体験談をまとめています。)
男女7人のグループでアンヘレスで遊んでいたときのこと。
はじめてのアンヘレスに目を奪われ、グループから少し離れて1人で歩いていた男の子がいました。
その子にスッっ…とフィリピン人が近づいていきます。
そして耳元で「Do you want “YAKU”?」(あなたはヤクが欲しいですか?)と聞かれます。
ヤクの意味がわからなかった彼は「YAKU?」と首を傾げます。
するとそのフィリピン人は「It ‘s cannabis, stimulant drug. drag!」(大麻、覚醒剤。ドラッグだよ!)と笑います。
ドラッグという言葉を聞き取って「危ない話だ!」と気付いた彼は「NO!NO!」と言いながらグループの人のところまで走って逃げたそうです。
海外では、このように当たり前のようにドラッグが売買されている地域があります。
悲しいことですが、それを理由にその場所を訪れる人もいる場合もあります。
売人は、外国人を標的にして声をかけてきます。特に1人で歩いている場合は男女問わず危険を伴います。
先程の実体験1で盛られた薬も、もしかしたらその類である可能性もあります。
上記の実体験でも紹介したように、残念ながら海外は日本ほど安全ではありません。
日本であれば巻き込まれない犯罪にも、巻き込まれてしまう可能性が大いにあります。
ですが、注意して過ごすことでその可能性を下げることが出来ます。
しっかりと自衛していきましょう。
海外ではここに注意しよう!
- 昼夜問わず、なるべく1人で出歩かない
- キョロキョロしたり不慣れな振る舞いをしない
- タクシーなどの適正価格は現地の信用できる人に聞く
- 財布やカバンを見えるところで無防備に持たない
- 不要な現金は持ち歩かない
- 携帯はおおっぴらに出さない
- 歩きスマホは絶対にしない(すぐスられます)
- ポケットに物を入れない(すぐスられます)
- 現地人が危ないと言っている地域に近寄らない
- 日本語で話しかけてくる人に油断しない
- 現地に慣れたからといって気を抜かない
- 家に招かれても行かない
- 防犯グッズをうまく活用して危険を避ける
飛行機もOK!オススメの防犯グッズまとめ
それでも何も自衛しないのは不安…という方へ
最後に、飛行機にも積めるおすすめグッズ一覧を紹介したいと思います。
TSA鍵 安心 ワイヤータイプ
まずはなんと言っても荷物!
通常のバッグには鍵がないものがほとんどだと思います。
特にバックパックの場合、知らない間にカバンを開けられて中身を盗まれていた!という事が起こります。
そういったことを防ぐためにも、ワイヤー鍵をつけておきましょう。
防犯ブザー 生活防滴
生活防滴がついているので水辺や現地の突然のスコールでも安心です。
いつも使うバッグやGパンのベルト通しにつけられるので、1つ持ち歩いておくと安心です。 デザインも様々なものが出ているので、自分の好みに合ったものを選ぶとつけていても気になりませんよ。
moshi Tego Sling Pack 防犯性 防刃性 RFID保護ポケット搭載 ボディバッグ
少し値が張りますが、防刃なので本当に盗まれたくないものがある方はこちらをおすすめします。
大きめなので携帯やパスポートや小さなデジカメをまとめて入れておくことができます。
ちなみにウエストポーチ型のバッグは、必ず体の前につけましょう。(後ろや横だとスリにあう可能性が上がります。)
SmartTravel パスポートケース
留学時に私も実際にお世話になったポーチです。
チャックの中にお金を入れたりして使います。
こういった首から下げられるタイプはポケットから盗まれる心配もなく、実際に海外で使用していても服の中に入れてしまえばお金を持っているとも思われずに無事に過ごすことができました。
透明のポケットもあるので、すぐに出さなければいけないIDなどを入れていました。防刃ではないですが、服の中に入れても蒸れないので首から下げて服の中にインして使うのがオススメです。